10/27/2021 投稿日 2021年10月28日 著者 かめの幸カンパニー 山梨鐐平カテゴリー 山梨鐐平の世界/トップニュース リッカルドは石の階段を駆け降りると岸辺まで走りました。いつものように走りながら靴を脱ぎました。その日、太陽も海風も、砂もカモメ達も、世界中の全てが自分のことを守ってくれていることを、リッカルドは強く感じたのでした。父の舟は波を利用して一気に到着します。いつもと変わらない様子の父でした。父「待たせたな。」リッカルドは海に入って父と一緒に小舟を引き寄せました。なにも言わず語らずとも、心がしっかりと繋がっている親子なのでした。のぞいて見れば、小舟の中はからっぽでした。 (つづく)