10/5/2025 投稿日 2025年10月6日 著者 かめの幸カンパニー 山梨鐐平カテゴリー 山梨鐐平の世界/トップニュース 137.夕明かりのころでした。揺れるゴンドラの先端に立ち、子を抱へ、天を仰ぎ、マドリガルの一節を口遊む女。其の灰白色(かいはくしょく)の女。ジャン・フーケの描く、“ 聖母子像 ”の如く、人の骨格とは思へぬ長過ぎる両腕を赤子に回していた。クレア、母の慈しみが怖気(おじけ)に勝って美しい。